鈴木大地(すずき・だいち)/1967年、千葉県生まれ。高校在学中にロス五輪に出場。88年のソウル五輪では、100m背泳ぎで金メダルを獲得する。93年、順天堂大学大学院を修了し、同大教授や日本水泳連盟会長などを歴任。2015年、スポーツ庁長官に就任=10月2日、スニーカー通勤などを呼びかける同庁のキャンペーンを発表(c)朝日新聞社
鈴木大地(すずき・だいち)/1967年、千葉県生まれ。高校在学中にロス五輪に出場。88年のソウル五輪では、100m背泳ぎで金メダルを獲得する。93年、順天堂大学大学院を修了し、同大教授や日本水泳連盟会長などを歴任。2015年、スポーツ庁長官に就任=10月2日、スニーカー通勤などを呼びかける同庁のキャンペーンを発表(c)朝日新聞社
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 10月2日、スニーカー通勤などを呼びかける同庁のキャンペーンを発表した鈴木大地スポーツ庁長官。ファッションデザイナーのドン小西氏がファッションチェックした。

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 しかし、スポーツ庁っていうのも、よっぽど暇なんだね。なんで今さらスニーカー通勤なんて言い出すのよ。古いっつうの。おまけに、余計なお世話だろう。だいたいこの格好見て、スニーカーで通勤しようなんて思う人っているか? というか、もうすでにスニーカー通勤している人も、明日からやめたくなるレベルだよ。

 いや、下半身はまだいい。さすがに元アスリート。丈短めの細身のパンツが似合ってるね。シンプルなスニーカーも、今のはやり。スニーカーは今世紀最大のヒットアイテムと言われるけど、すでにブームは成熟。前はド派手なスニーカーがはやったこともあったが、今はアスリートが履いていそうな、本物志向のスニーカーが人気だもんね。

 というわけで問題は上半身。ポケットチーフにネクタイして、政治家のフル装備にしなくてもいいのにね。クールビズシーズンは終わってるけど、ここはネクタイくらい取ったってバチは当たらないよ。スポーツ庁って、本気でスニーカー通勤を広めたいのかね? 万が一、そう思っているなら、服のほうをもっと吟味してくださいって。(構成・福光恵)

週刊朝日 2017年10月20日号