放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、喜山飯店の中華弁当を取り上げる。
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情報番組やバラエティー番組で紹介される「ロケ弁ランキング」において、常に上位……いや、概ね1位なのが「KIZAN」(喜山飯店)の中華弁当だろう。
これを1位に挙げるのは、主に男性お笑い芸人。特に、ガッツリ系をたいらげても健康数値に問題がなさそうな若手の大好物なのである。
もちろん、ADさんたちにも大好評。この原稿を書くにあたり、値段を検索してみて驚いた。局内でもっともよく見かける「お弁当A」が800円だったからである。品数といい、味といい、満足度といい、もうちょっと取ってもいいんじゃないかと思える内容。
これも知らなかったことなのだけれど、週替わりで、おかずが少しずつ異なっていたのである。
印象として、もっともポピュラーなのは、エビチリ、カシューナッツと鶏肉の炒め、キクラゲと玉子、麻婆茄子という組み合わせ。
定番メニューのエビチリは、酢豚やインゲンと豚肉の細切り炒め、イカ団子と小松菜の炒め、ニンニクの芽と豚肉の細切り炒め、鶏の甘酢、鶏の唐揚げなどと変更が可能であるようだ。