西岩:冗談半分で言ってるのに、そう返されます。
──名古屋場所での稀勢の里復活が待ち遠しいです。
西岩:今年に入って稀勢の里が2回、白鵬が1回優勝しましたけど、お互いが万全の状態では対戦していないんですよ。優勝決定の相星決戦になるぐらいに盛り上がってほしいです。
鳴戸:幕下以下も見てほしい。幕下上位の相撲はおもしろいですよ! うちは今回、部屋を興して初めての地方場所です。5月場所(東京)では部屋の力士2人は負け越しましたから、今度こそ勝ち越せるよう、期待したいですね。
──番付に関係なく、注目の力士はいますか?
西岩:それはダントツに幕下の貴源治と貴公俊(いずれも貴乃花部屋)です。相撲センスも抜群だし、身体つきもいい。
鳴戸:よく稽古もする。
西岩:双子だから、兄弟そろって横綱・大関になれる器だと思ってます。
──ほかには?
西岩:幕下の霧馬山(陸奥部屋)ですね。
鳴戸:彼は横綱白鵬のように重心が低くて身体も柔らかい。
──未来の横綱候補と言えばどの力士でしょうか?
西岩:やはり20歳の貴源治でしょう。21~22歳で横綱になってほしい。それだけの勢いがあると思います。現在の横綱や大関は30代がほとんど。先日、平成8(1996)年の九州場所の番付を見たら、横綱と大関は全員(横綱貴乃花、曙、大関若乃花、武蔵丸、貴ノ浪)が20代なんです。そろそろ若い世代が上がってほしいですね。
※週刊朝日 2017年7月14日号
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