結婚7年目の2013年、夫婦で登場したバラエティー番組で不仲説が浮上。それ以来、街で知らない人から「あなた、早く離婚したほうがいいわよ」と言われ続けているというおさるさんと山川恵里佳さん夫妻。連載史上最も「危なそうなカップル」の実態は?
※「おさる『この子、頭おかしいのかな』山川恵里佳との“不運すぎる”馴れ初め」よりつづく
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――二人は07年に結婚。10年に長女が、13年に長男が誕生する。しかし夫は結婚当時から、改名騒動などで仕事が激減。夫婦仲を危ぶむ声が聞かれるようになる。
妻:周りから本当によく「旦那さん、大丈夫?」って言われるんですよね。私はあんまり気にしないほうなんですが、だんだん「あれ? これってうちのほうがおかしいの?」って。
夫:13年にバラエティー番組で彼女が「離婚」と発言したこともあって。
妻:収録中に「旦那さんへの不満をいっぱい教えてください」って言われて、たしかに不満はあるからバーッて答えて「こんなに不満があるなら、離婚もありますよね」ってポロッと言った。それが独り歩きしちゃったんです。
夫:でもね、この人サバサバしてるというか、帰ってからも「あれ、テレビだから」って。その後も僕がいろんな番組に出て「またこんなこと言われたわ……」ってしょんぼりして帰ると、「そう。でもそういう話をしないと番組、5分で終わっちゃうから」って。この人、よくわかってるなあ、って思います。僕が猿なら、彼女は猿回しです。
――ほんわかキャラに見えて、妻はしっかり者。夫は、最初の音頭をとるのは得意だが、周囲にお膳立てしてもらうタイプだという。
夫:彼女はネタに関してもシビアですよ。「今日はスタジオでこんなにウケたよ!」って家で話すと、黙って聞いて「ふーん。それ、ホントにウケてた?」。で、オンエアを見ると全部カットされてる!
妻:でもこの人、落ち込むとか一切ないんですよ。
夫:僕は新聞で言うと「ドーン!」と見出しは浮かぶタイプなんです。アイデアは浮かぶんだけど、でもそこでOKになっちゃう。