大阪の弁護士法人「光明会」に所属する稲田氏の夫、龍示氏に取材を申し込むと、「一切お答えできない」とのことだった。
永田町が“籠池砲”に戦々恐々とする中で一人、わが道を行く当事者がいる。幻となった「瑞穂の國記念小學院」の“前”名誉校長、安倍昭恵氏だ。昭恵氏は3月3~5日に山形蔵王温泉スキー場で開かれたイベント「私をスキーに連れてかなくても行くわよ」では、実行委員会の「名誉会長」に名を連ねていた。実際に参加したか主催者側に問い合わせても回答はなかった。
3月8日の東京都内での国際女性デーなど複数のイベントに参加。これまで沈黙を守ってきただけに聴衆を前に何を言うかと注目されたが、あまりの“KY”ぶりに思わず、ズッコケた。
「なぜ、注目されるのかな」
「『総理夫人』という立場であるからこそ、私に会って『うれしい』と言ってくださる方がたくさんいる(略)それだけ責任もある」
ある自民党議員はこうため息をつく。
「安倍首相も昭恵さんがあんなに頻繁に幼稚園を訪問しているとは思っていなかったようで、色々と聞かされビックリしていた。注意しても昭恵さんは行動を控えるつもりはなく、制御不能みたい。安倍首相の母・洋子さんは懲りない昭恵さんに対し、ご立腹とか。安倍首相は2人の間に入って大変みたいですよ」
(本誌・小泉耕平/今西憲之)
※週刊朝日 2017年3月24日より抜粋