菜々緒「自分が輝ける場所を築いてくれたのは“悪女”」

菜々緒：もう、すごいです。木村拓哉さん、竹内結子さん、浅野忠信さん、及川光博さん、松山ケンイチさん、木村文乃さん……。本当に緊張します。

林：NG出せない雰囲気ですか。

菜々緒：はい（笑）。ドラマの現場っていつもそうなんですが、終始ガチガチです。

林：菜々緒さん、ドラマにたくさん出演されているから、もう慣れていらっしゃると思ってました。

菜々緒：そんな。全然です！

林：共演の方々とは、みんなでごはん食べに行ったりするんですか。

菜々緒：撮影に入る前に一度、皆さんと焼き肉に行きました。木村拓哉さんが、お肉を焼いてくださったりするんですよ。

林：すごい。食べてみたい。

菜々緒：食べましたよ、私。おいしかったです。こんな焼き肉、人生で一度しか食べれないだろうなと思って、噛みしめながら食べました。

林：キムタクってどんな人？

菜々緒：言葉が見つからないんですけど、木村拓哉さんはほんとに木村拓哉さんだなと思います。

林：なるほど。浅野さんや竹内さんとも仲良くなりました？

菜々緒：浅野さんとのシーンがいちばん多いので、お話しする機会は多いですね。竹内さんはほんとに気さくな方です。浅野さんと竹内さんはご夫婦役、私は愛人役なので、焼き肉のときも私が浅野さんと話してると、竹内さんがジーッと嫉妬の目で見て、笑いを誘ってくださったり（笑）。竹内さんとは「一見普通に話しているようで内心はバチバチッ」というシーンが多いんですが、竹内さんは「つかみ合いしたい。ドロドロしたシーンをやりた～い」と、キラキラした目で話してくれるんです。

※週刊朝日 2017年3月10日号より抜粋

［AERA最新号はこちら］