■切腹最中、景気上昇最中 新正堂、1個200円(切腹最中)/1個165円


大正元(1912)年創業の老舗和菓子屋の銘菓。切腹最中は、「忠臣蔵」で有名な浅野内匠頭が切腹した屋敷跡に店があることに由来。あんが皮から大幅にはみ出し切腹しているように見える。景気上昇最中のあんは、「黒字」にちなみ黒糖を使用
東京都港区新橋4-27-2

「今は切腹覚悟の気持ちです」などと差し出し、お詫びのシーンの小道具に。景気上昇最中は「景気上昇さいちゅう」とも読め、ビジネスマンに喜ばれます。両方がセットになった「営業セット」(2300円)がおすすめ。ただ、洒落が利いているので、ふさわしいケースか熟慮し持参を

≪マナーのアドバイス≫
●品物:謝罪の時は、後に残らないお菓子や食べ物がよいですね。ただ、相手の近所で購入しては絶対ダメ。「間に合わせで買ってきた」と捉えられてしまいます。表書きは素直に「お詫び」でも、「深謝」としても。おすすめは「松の葉」。目下の者から目上の人に渡す品物に用いる言葉なので、謝る時は最適です。
●タイミング:謝罪の手土産で一番重要なのは、まず誠心誠意お詫びした後、相手が謝罪を受け入れて納得してくれた段階で渡すこと。最初に出すと、贈り物で水に流そうとしていると思われかねません。受け取ってもらえない時は、無理に置こうとせず、持ち帰りましょう。
●金額の目安:状況に応じて

週刊朝日 2017年2月24日号より抜粋

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