アニメがここまで認知されるようになったのには理由があると、水道橋博士。
「これまで人的労力を使っていたものをCGに頼れるようになったのが大きい。そして、リアルさ。圧倒的にリアルな風景に郷愁を感じ、グッとくるんだと思う」
老若男女を巻き込んで大ヒットした「ポケモンGO」も忘れてはいけない。普段は人気のない場所に人だかりができるほどだった。水道橋博士一家ではコミュニケーションツールとしても機能したという。
「中1の息子が反抗期で話してくれなかったので、ポケモンGOだけが接点でした。上野に一緒に捕まえに行ったりね」
上野の不忍池でスマホ片手にポケモンGOに夢中になる大勢の人には驚いたという。こういった“位置情報ゲーム”はさらに流行するとにらんでいる。
「土台はそのままに中身を変えればいいんだから。プロ野球の助っ人外国人GOとかおもしろいと思うよ。球場でかつての外国人選手を捕まえて対戦したりね。年齢問わず気軽に参加できるのが魅力だと思う」
※週刊朝日 2016年12月30日号

