タイガー・ウッズが米PGAツアー復帰を宣言。丸山茂樹氏はその復帰場所として選んだゴルフ場に驚いたという。
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タイガー・ウッズ(40)がSNSで、米PGAツアーへの復帰を表明しました。選んだのは「ジェネシス・オープン」(来年2月16~19日、米カリフォルニア州のリビエラCC)です。
いやあ、驚きましたね。だってリビエラはタイガーにとって苦手なゴルフ場だから。米ツアーで毎年同じコースで開催される試合の中で、タイガーが勝ってないのがリビエラなんですよね。いつしかここでの試合には出なくなっちゃった。
それでもリビエラを選んだのは、思い出の地だからなんですね。タイガーは1992年、16歳のアマチュアのときに「ニッサン・オープン」で米ツアー初出場を果たしたんです。その会場がリビエラだった。
僕のロスの自宅から車で15分で、来年のその時期は向こうにいますので、タイガーが出るなら行ってみようと思います。リビエラはロングヒッターが有利なコースですけど、タイガーがなぜ苦手なのかは分からないなあ。全盛期のタイガーが優勝できなかったんですから、よっぽど何かがあるんでしょうね。
タイガーは先日、自分の主催試合である「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」で競技に復帰しました。4日間通算4アンダーで15位でしたけど、24バーディーは参加選手中トップですからね。すごいですよ。アイアンショットが上手で、さすがバーディーのとりかたをよく知ってるんですね。彼の復帰はかなり注目されてますから、来年2月にリビエラで米ツアーに戻って、4月のマスターズに出てくるってのが、みんなの願いじゃないでしょうか。
それはもう順調なステップアップでしょうね。でも、もはや彼の中で順調なのかそうじゃないのか、分からないです。僕とは次元が違いすぎて。日本のゴルフ界はやはり、英樹のようにスケールの大きな逸材を一人でも多く育てていかないといけないでしょうね。体の大きい子は、いまは野球やサッカーに流れてますから、ずっと言われてますけど、ゴルフの競技人口を増やすことに尽きますよ。
右肩上がりだった道具の進化は、ある程度止まったというか、停滞してる気はしますよね。ゴルフ界が、次にどんな発展を見せていくのか。そこはしっかり注目していかないと。
パワー勝負と言われて久しいですけど、道具の進化が止まると、どうなるんですかね。いまの道具を使って、安定したゴルフができるようなスイングづくりが必要になってくるんでしょうか。道具のニーズに合ったスイングですね。
いろんなところで、いまの道具にはこの打ち方がいいとか、いろんなものが出てくると思いますけど、その都度、はやるものが違う。なかなか、先は見通せないですね。
※週刊朝日 2016年12月30日号
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