アニメ「機動戦士ガンダム」の主人公、アムロ・レイのものまねで知られる芸人、若井おさむがピンチだ。
所属する吉本興業のコンプライアンス説明会で、ものまねなどについて、こんな指導をされたと若井がテレビ番組で語った。
「アニメキャラとかやっているやつ、あんなもん、全部NG。アウトやからな」
若井にかぎらず、アニメキャラのものまねは、昔からの定番。著作権上の問題はあるのだろうか。弁護士の大熊裕司さんによると、原則的に著作権や肖像権の侵害にはならないという。
「ものまねをされるのが嫌だからやめてほしい、ということはありますが、これも法律的な根拠はなくて、希望なんです。もし、『アムロ・レイ』という名前が商標登録されていれば、商標権侵害となる可能性はありますが、恐らくものまねでの使用までは登録されていないと思いますし」
若井はガンダム関連のイベントに数多く出演するなど、いわば「公認」の芸だった。
ある放送作家は言う。