「ほうれい線や目元のたるみなど、気になる箇所に1cc程度を打つのが一般的ですが、頬などに入れすぎると、顔全体が腫れ上がっているように見えたり、肌の突っ張り感が出たりすることがあります」
稀に表情に大きな“違和感”となって出ることも。ある美容ライターは明かす。
「美容医療用のヒアルロン酸には、硬さ、濃度などによってさまざまな薬剤の種類があります。通常、硬いものは長期間効果が持続すると言われていますが、どんなものを使うかは打つ箇所の皮膚の状態による。ですが、少しでも効果を持続させようと皮膚に合わない薬剤を注入し“ダマ状”になって凹凸が生まれるケースもありますね」
また、即効性の半面、感覚が麻痺し、打ちすぎに陥る例も少なくないという。
「最初は少しで満足していたものが、『もっともっと』と、エスカレートする。こうなると中毒症状。顔面崩壊の危険性もあります」(美容ライター)
あくなき美の追求も、ほどほどが大事なようだ。
※週刊朝日 2016年6月24日号