開業当日。キーコは、木古内駅にいた。開業イベントに近隣地域9キャラとともに参加し、木古内駅発6時48分の一番列車の出発合図を駅長としてつとめた。
「クイズ大会をやったり、集まってくれた人にお餅もまいたんだよぉ~♪ 開業の日は、駅前にできたばかりの道の駅にも町外からの観光客がたくさん来てくれたよぉ~♪」
新幹線開業によって、町の様子も変わった。
「町内に新しくできた『北海道新幹線ビュースポット』は新幹線を真正面から見ることができるビューポイントで、鉄道ファンをはじめ、新しい観光スポットとなりそうです」(産業経済課)
キーコの青い目は、津軽海峡をイメージした「津軽ブルー」だという。
そんなキーコのデザインはなんと、山本寛斎氏が代表をつとめる「寛斎スーパースタジオ」によるもの。町長の幅広い人脈によるものだそうだが、そんなわけでキーコの出身は「東京・青山」。意外と都会派、ある意味「KANSAI」ブランドである。(太田サトル)
※週刊朝日 2016年4月15日号