SANJIKU蝶ネクタイ 8640円糸を交差させる京くみひもの手法は、平安時代、天皇家の装身具に使用された技術を受け継ぐもの。伝統ある生地は国外でも評価が高く、海外メゾンともコラボする。写真の「グリーン」の他に、「ブラック×ホワイト」や「パープル」も。ネクタイもある(撮影/写真部・松永卓也)
SANJIKU
蝶ネクタイ 8640円

糸を交差させる京くみひもの手法は、平安時代、天皇家の装身具に使用された技術を受け継ぐもの。伝統ある生地は国外でも評価が高く、海外メゾンともコラボする。写真の「グリーン」の他に、「ブラック×ホワイト」や「パープル」も。ネクタイもある(撮影/写真部・松永卓也)
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 贈り物として、自分自身を“大人”として演出するものとして、知っておきたい“粋”な一品。今回は、SANJIKUの蝶ネクタイを紹介する。

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 ネクタイは元々、蝶ネクタイがほどけたところから現在の形になったという。新年を機に、首元のワンポイントに“元祖”を取り入れてはいかがだろう。

 京都の絹織物ブランド「SANJIKU」の蝶ネクタイには、京くみひもの伝統が生きている。独特の立体感に繊細な色の移ろい。「三軸」の名のとおり、絡み合って3方向にのびる絹糸が、布地の透け感、複雑な文様を生む。

 シルクの上品な光沢が映え、顔まわりが華やかに。日本人になじむ和の織は初心者でも挑戦しやすい。観劇時などのおしゃれはもちろん、同窓会で身につけてみるのも楽しい。

週刊朝日  2016年1月1-8日号