いわく「日本一モテる福山雅治に初めて勝った芸人」「初めて紅白出場を断った芸人」「初めてバツイチという言葉を世に広めた芸人」。内容よりも再現VTRに登場するモノマネ芸人の全力っぷりが印象的。
そして芥川賞作家・又吉直樹が脚本を書きおろした青春ドラマは、なぜかさんま役が菅田将暉という謎配役。菅田はNHKのドラマ「ちゃんぽん食べたか」では、若き日のさだまさしを演じていたけれど、絶対に似ていない有名人ドラマシリーズにでも挑戦中なのだろうか。出っ歯感もなく、まったくもってさんまに見えないままドラマも終了。
しかし、この特番で振り返ってみると、さんま自身のイメージが過去から一貫して変わってないことに驚く。かつて「お笑いビッグ3」と言われたタモリ、たけし、さんま。タモリだったら、眼帯つけてイグアナ芸をしていた密室期、お昼の顔のいいとも期、コアな趣味人としての散歩期と、その時どきで視聴者が受け取るイメージは変化する。