動物写真家の岩合光昭さんの世界の猫を訪ねる旅をお送りする。今回は、エクアドル・サンタクルス島の猫。
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エクアドル本土から西に約900キロ。独自に進化を遂げた生き物が数多く生息するガラパゴス諸島は、「進化の博物館」と言われ、ダーウィンが進化論の着想を得たことでも知られる。
諸島の中心に位置する、最も住民が多い島、サンタクルス島。人と暮らす猫の散歩コースは野生のウミイグアナが生息するエリアだ。ときには、こんな対面に息をのむことも。ただしそこはガラパゴス、軍配は先住民のイグアナにあがる。郷に入っては郷に従う、猫は早々に引き揚げていった。
岩合光昭(いわごう・みつあき)
1950年生まれ。動物写真家。NHK BSプレミアムにて「岩合光昭の世界ネコ歩き」放送中。
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※週刊朝日 2015年10月16日号