「ずっと陸にいると、かば焼きになっちゃうかもしれないから、四万十川でいーっぱい泳いで涼をとるッチ。ガマンできなくなったら、すぐに四万十川に飛び込めるところが最高だッ~!」(しまッチ)

「水筒と日傘だうな。クールビズの一環として、市の職員は『うなBIZ』Tシャツを着用してるうな」(うながっぱ)

 もっとも、日傘を持っても、中に入っている人にはあまり関係なさそうだが、3キャラとも、“中の人”は、「いない」とのこと。やせ我慢の返答かもしれないが、暑い夏こそ、3キャラたちの活躍どころらしい。

 とはいえ、3都市にも少しずつ秋の気配は近づいてくる。

「夏は多治見に注目が集まって、いちばん盛り上がる季節なので、少し寂しい気持ちもするうな」

 と、うながっぱがしみじみ。ニャオざねも少し寂しそうだが、

「でも、秋には『ニャオざねまつり』やイベントがたくさんあって楽しみにゃ」

 そして、しまッチは平然と言った。

「日本一の暑さにそわそわして、つい四万十川から飛び出してきちゃったけれど、実は暑いのは苦手だッチ。だからぜんぜん寂しくないッチ」

 衝撃のカミングアウトだった。

(太田サトル)

週刊朝日  2015年8月28日号

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