2015年の夏も、まだまだ暑い。8月1日に岐阜県多治見市で記録した39.9度が、現時点でこの夏の最高記録だが、この暑い夏を、暑すぎる街のゆるキャラたちはどうしのぎ、何を考えているか。緊急調査を敢行した。
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この夏のある日、多治見市を、埼玉県熊谷市と高知県四万十市のゆるキャラたちが訪ねてきた。暑さを競う街どうしながら仲がいいらしい3都市のゆるキャラが集結、「あついまちサミット2015 in 多治見」というイベントが開催されたのである。
多治見のご当地キャラは、「アンパンマン」のやなせたかしさんデザインで、名産のウナギがモチーフの、「うながっぱ」。
四万十も同じく四万十川のウナギの妖精、「アチチうなぎのしまッチ」。名前がすでに暑さアピールをしているが、水分補給用のペットボトルを首から下げ、熱中症対策の麦わら帽子をかぶっている。四万十市が日本記録の41.0度を記録した13年に、四万十川から飛び出してきたそうだ。
熊谷のキャラは、源平合戦で有名な武将・熊谷次郎直実を名前に盛り込んだネコキャラ「ニャオざね」。ちなみにニャオざねとうながっぱは、日本気象協会の熱中症予防PR大使の大役もつとめている。
うながっぱ、しまッチ、ニャオざねに、熱中症対策から聞いた。
「休憩をこまめに、30分以上十分にとって、なんといっても熊谷名物かき氷『雪くま』だにゃ!」
と、ニャオざね。