新作をひっさげてレッドカーペットに登場した妻夫木聡(写真:Getty Images) @@写禁
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カンヌでも大人気だったくまモン(写真:Getty Images) @@写禁
カンヌでも大人気だったくまモン(写真:Getty Images) @@写禁

 本県のご当地キャラ、くまモンまで初登場したフランスのカンヌ国際映画祭。

 カンヌといえば「レッドカーペット」と呼ばれるほど、公式上映の華やかさが売り物だ。世界中の大スターらが上映作をひっさげ、次々とレッドカーペットに現れる。

 今年は邦画の上映が例年になく多い、当たり年だった。コンペ上映となった是枝裕和監督の「海街diary」で初のカンヌ入りした綾瀬はるかは、その感想を緊張気味に語った。

「街全体が映画によって活気づき、にぎわい華やかだという印象を受けました。ここで多くの人から拍手をもらえてうれしい」

 一方、最新作で台湾のホウ・シャオシェン監督の時代劇スリラー「黒衣の刺客」がコンペに選ばれカンヌ入りした妻夫木聡も上機嫌でこう語った。

「世界3大映画祭とあって、来たいと思っていました。僕は一期一会という言葉が好きですが、監督との出会いがそうだった。思っていれば願いはかなうと思うのです」

 ホウ監督は「初めて会ったとき日差しのような温かみを感じさせる青年で、一緒に仕事がしてみたいと思った」。

 そして映画祭の開幕で、特別上映された「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に主演したシャーリーズ・セロンも注目の的だった。80年代に大ヒットした暴走族アクション映画の元祖、本作は30年ぶりの新作だ。

 ゴージャスなブロンドをバッサリ剃り落とした丸刈りで「フュリオサ」という女戦士を演じたセロンはこう語った。

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