熱血漢で破天荒な若い男性ヘルパーが、高齢社会の難問に体当たりでぶつかっていく――。2014年末から週刊朝日で連載中の介護漫画『ヘルプマン!!』の単行本が5月20日、朝日新聞出版から発売されます。発売を記念して24日午後1時半から、作者くさか里樹さんによる講演など、公開トークショー&サイン会を実施します。
「ヘルプマン!!」は2003年から14年9月まで、講談社の漫画誌「イブニング」で連載した「ヘルプマン!」の続編です。単行本にまとまったのは、週刊朝日で3月まで連載した第一シリーズ「介護蘇生編」。寝たきりで生気を失った認知症の祖父を憂う孫娘が、主人公のフリー介護士・恩田百太郎との出会いで勇気づけられ、祖父に生きる力を取り戻してもらうために「胃ろう」を外せないかと模索する物語です。巻末には取材協力を仰いだ東京都内の開業歯科医、五島朋幸さんとくさかさんの対談を収録しています。
くさかさんは高知県在住。「介護虐待」「高齢者の性」「外国人介護士」「成年後見制度」といったテーマで人間の本質に迫り、介護職だけでなく幅広い読者に支持された「ヘルプマン!」は、11年に日本漫画家協会賞大賞を受賞しました。14年秋までに発売された単行本は全27巻で累計105万部を超え、海外でも翻訳されています。
24日の公開トークショーには、くさかさんのほか、介護業界の変革に向けて奮闘する“リアルヘルプマン”の男性4人が登壇します。事業者として在宅介護を支えながら人材育成に力を注ぐ飯塚裕久さん(39)、モデル出身で高齢者施設長の杉本浩司さん(38)、介護専門弁護士の外岡潤さん(35)、介護福祉業界をITで支える竹下康平さん(40)が、くさかさんとともに「胃ろう」の問題や、高齢大国ニッポンの未来について語り合います。サイン会もあります。
【イベントの詳細】
開催日時:5月24日(日)午後1時開場、午後1時半開演
場所:朝日新聞東京本社2階 読者ホール
〒104-8011 東京都築地5-3-2週刊朝日編集部
入場:無料
【お申し込み方法】
申し込みは往復ハガキに住所、名前、年齢、電話番号を明記し、15日必着で〒104-8011 東京都築地5-3-2週刊朝日編集部「ヘルプマンイベント」係へお送りください。ファクス(03-5541-8820)か電子メール(wa@asahi.com)では18日まで受け付けます。応募多数の場合は抽選となります。