![軽くて、丈夫で、スタイリッシュ 諸条件をクリアしたショルダーバッグ開口部にはモノを取り出しやすいように、あえてジッパーや上蓋を付けず、ユーロホックと呼ばれる留め金に。内部に特殊なバネが仕込まれていて、開口部の生地を引っ張っただけではホックは外れないので、盗難や中身がこぼれるのを防げる
<br />(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/2/1/438mw/img_21191265afc30216afcbc10fdbe4338746959.jpg)
開口部にはモノを取り出しやすいように、あえてジッパーや上蓋を付けず、ユーロホックと呼ばれる留め金に。内部に特殊なバネが仕込まれていて、開口部の生地を引っ張っただけではホックは外れないので、盗難や中身がこぼれるのを防げる(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)
![開閉しやすいユーロホック(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/5/0/620mw/img_50d0d33665a035a5f1057e27f257067c47422.jpg)
![底面を広げると自立(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/4/b/620mw/img_4bf5ff92d649b798ebd017551470404d21048.jpg)
週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。
今回は、ショルダーバッグを紹介する。
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■街歩きの手荷物、どうまとめるか
休日や旅先の鞄選びは悩ましい。軽さは必須でも、スマホやタブレットにデジカメなどのデジタルツール、財布に雨具に筆記具など、あれこれと増える荷物の携帯に収納量と耐久性が必要。出し入れしやすいに越したことはないが、口が開いたままだと中身が見えるし、スリの不安もある。軽快な装いに似合う素材・デザインが好ましいものの、安っぽいのは年齢的に気が引ける……と、数々の矛盾する条件をクリアしないといけない。
そこで私の街歩きで出番が増えたのが、バルカW。底面を広げるとかなりの量を収納でき、荷物が少なければマチ無しのスリムな形で体にフィット。オリジナル生地はパラフィンコートで水をはじくし、500グラムを切る軽さでも耐久性は十分だ。特に気に入っているのは、ありそうでなかった柔らかく優しい肌触りの5センチ幅のショルダーベルト。かなり重い荷物でも肩に食い込む不快さがない。外出が楽しくなるショルダーバッグだ。
<今日の逸品>
バルカW
全9色 幅33cm×高さ30cm×マチ11cm 重さ480g
表地:パラフィンコートコットン、ベルト:コットンテープ、裏地:麻コットン
1万6400円(税別)
問い合わせ先:アールピースファクトリー
http://www.ap-market.com/
※週刊朝日 2014年9月5日号
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