フィギュアスケートの安藤美姫(25)が7月1日、テレビ朝日「報道ステーション」内のインタビューで、4月に女児を出産したと明かした。なぜ、テレビ朝日がスクープできたのか?
インタビュアーはベテランの宮嶋泰子アナウンサー。彼女の人脈で取ってきたネタかと思いきや、そうではないようだ。テレ朝関係者が明かす。
「安藤の出産を事前に知っていたのはウチと読売新聞と『VOGUE』。安藤サイドからの話があったのです。宮嶋さんには放送後に他メディアから彼女へのインタビュー依頼があったのですが、『私はお答えする立場じゃない』と断ってました」
確かにその夜のうちに月刊誌「VOGUE」の電子版にも「独占インタビュー」がアップされ、読売新聞の朝刊にもインタビュー記事が載った。3媒体はなぜ「独占」をゲットできたのだろうか。
「VOGUE」は2007年から安藤を撮影し続けている縁からのようだが、テレ朝と読売新聞については、安藤家と近い日本スケート連盟元幹部が動いたと言われている。「元幹部にはテレ朝にも読売新聞にも非常に近い関係の社員がいるという話です」(フィギュア関係者)。
ただインパクトが強すぎ、テレ朝といえば安藤美姫というイメージができた。前出のテレ朝関係者によると、現場ではこの状況に頭を悩ませているという。
「フジテレビが『テレ朝は美姫ちゃんだから』と、浅田家を囲い込みに入ったというんです。ソチ五輪の目玉は何といっても浅田真央ちゃん。彼女にそっぽを向かれるのだけはマズいのです」
※週刊朝日 2013年7月19日号