カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ(撮影/今村拓馬)
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※写真はイメージです(Getty Images)
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 芸能人の不倫報道が再燃している。お笑い芸人のカンニング竹山さんは「もはや清廉潔白ブームになっている」と、当事者を社会的に抹殺していく風潮に危機感を募らせる。

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 あえて名前は出しませんが、最近、人気俳優と若手女優の不倫話が連日報道されていて、結局、みんな不倫ネタが一番好きなんだなと感じています。ワイドショーでも若い女性タレントがこぞって「信じられない!」とかコメントしていますけど、自分だって年下のイケメンとか理想の人と出会ってしまえば、恋に落ちることだってあるだろうに……と思うんですよね。

 大前提として、男の不倫は奥さんを傷つける行為だし、悲しませたくないなら絶対にやるべきではありません。それは当然です。僕は過去にやらかして、脛に傷を持つ人間だから、奥さんに対して罪を背負っています。不倫が夫婦間で重大なことであるのは身を持って知っているし、その通りなんですが、夫婦以外の人間が一斉にそれを叩き、本人たちのCMが打ち切りになり、ドラマがお蔵入りになり、SNSが削除され、社会から抹殺されていくような世の中に僕は気持ち悪さを感じてしまいます。

 結局、幸せの絶頂に見えたり、仕事が順風満帆そうな人が、転落していくところを見たいだけなんでしょう。好感度が高かったから衝撃が大きかったとも言われていますが、その好感度だって見た目や雰囲気から都合のいい部分だけを切り取って、あなたたちが勝手に決めたものでしょう!と思う。普段のその人と違う部分があったからって、裏切られたと思うのって違うと思いませんか。好感度が高いというのは、気を使って生きているということ。実は、1日に3~4回風俗に行く人だって、男好きの女性タレントだっていて当然です。

 こんなことを言うと「擁護だ」と批判されるんですが、賛成か反対かという二者択一の問題ではないと思います。夫婦の価値観はそれぞれで、いろんな考え方の人、いろんな条件の人がいる。ちょっと冷静になってみませんか。このままいくと世の中が窮屈で、変な方向にいってしまうと思うんです。

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