全豪で弱点を露呈した大坂なおみ(写真/Getty Images)
全豪で弱点を露呈した大坂なおみ(写真/Getty Images)
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 全豪オープンテニスのディフェンディングチャンピオンとして臨んだ第3シードの大坂なおみ(WTAランキング4位、1月20日付)が、3回戦でコリ・ガウフ(同67位/アメリカ)に、3-6、4-6で敗れて全豪2連覇を達成することはできなかった。

【写真】昨年の全米オープンでの大阪なおみ

「本当にサーブが良かったと思います。ファーストサーブの確率がとても高かったです」とガウフが振り返ったとおり、ファーストサーブの確率が75%で、しかもコンスタントに時速170~180キロ台を記録した。ガウフが試合スタートからオーバーペース気味にハイレベルなテニスをしていたため、第2セットの途中で調子が落ちることも想定されたが、ガウフのテニスのレベルは最後まで落ちなかった。逆に、大坂のバックハンドストロークのミスが目立つようになり、ついに大坂は反撃の糸口を見出すことができなかった。

 まず、ガウフの出来の良さをほめるべき試合で、本当に末恐ろしい15歳なのだが、67分のストレートで敗れた大坂にもの足りなさを感じたのも事実だ。

「ディフェンディングチャンピオンとしてタイトルを守れなかったことよりも、彼女(ガウフ)に負けたことがつらい。自分より若い選手に負けることを私は好まないです」

 試合後、このように振り返った22歳の大坂はランキングも経験もガウフを上回っており、勝たなければいけない試合ではあった。大坂にやはりディフェンディングチャンピオンとしてのプレッシャーがなかったといったら嘘になるだろう。

「自分は、本当にまだチャンピオンのメンタルを持ち合わせていない」と大坂は自己分析をしたが、ガウフに対する淡泊な負け方からも鑑みると、メンタル面で課題を残すことになった。大坂に再びグランドスラムチャンピオンになりたいというモチベーションがどれだけあるのか、勝利へのハングリー精神がどれだけあるのか疑問符を付けたくもなる。

 こういう状況だからこそ、2020年シーズンから大坂に帯同し始めたウィム・フィセッテコーチの手腕が問われることになる。試合データなどを駆使するのが有名なフィセッテコーチだが、まずは大坂のメンタルの立て直しを図るのが先決になるのではないだろうか。

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大坂が抱えるもう一つの課題