「プライベートの切り売りといえば、第2子の妊娠発表の方法も注目を浴びました。ドラマ『俺の話は長い』(日本テレビ)の劇中に流れたラジオニュースが『(鈴木亜美さんが)来年3月に第2子を出産予定だそうです。ご懐妊おめでとうございます』とリアルなニュースを伝えるという異例の形での公表をしたんです。鈴木さんはこのドラマに出演しているわけでもなく、話題となりそうな粋な演出に乗っかる形での発表に、彼女のあざとさが見えた気がしました。妊娠中は激辛好きタレントとしての活動はできませんから、きっと露出の方法をいろいろ考えていたのでしょうか……」(同)
■新しいタイプのママタレになれるか
TVウォッチャーの中村裕一氏は、そんな鈴木の現在の活躍ぶりについてこう分析する。
「思えばデビュー当時の『ASAYAN』やさまざまな歌番組でも、自由奔放なキャラクターで共演者を困惑させていたイメージがあります。そう考えると今の状況は、母親になってパワーアップした本来の彼女らしさが開放され、存分に発揮されていると見るべきでしょう。強烈な貧乏エピソードも、デビュー当初はイメージダウンを恐れた事務所サイドから止められていただけで、本人的にはプライベートを切り売りしている感覚はまったくないのでは。一方で、先日、『全力! 脱力タイムズ』で10年ぶりに復活した漫才コンビ・アンタッチャブルのザキヤマが番組で披露したネタの中で彼女のヒット曲『Be Together』を口ずさむなど、歌手としての世間に対する浸透ぶりは半端ない。圧倒的な知名度とこれまで知られてなかった内面のインパクトがうまく噛み合い、このまま突き進めばまったく新しいタイプのママタレとして大化けする可能性は大いにあると思います」
人気ママタレントとして君臨していた木下優樹菜がタピオカ騒動で活動休止中の今、鈴木が第2子をどんな形でお披露目するかで、芸能界のママタレ勢力図が大きく変わる可能性も出てきた。2020年は子どもたちと再躍進する年になるかもしれない。(高梨歩)