試合終了後、健闘をたたえ合うギャリー・リングローズ(左)とリーチ・マイケル(撮影/写真部・東川哲也)
試合終了後、健闘をたたえ合うギャリー・リングローズ(左)とリーチ・マイケル(撮影/写真部・東川哲也)
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 ラグビーワールドカップ2019の予選プールAの第2戦が28日、小笠山総合運動公園エコパスタジアム(静岡県)で行われ、日本代表(世界ランク9位)が強豪アイルランド代表(同2位)から大金星を挙げた。予選を2連勝とした日本代表は、史上初の決勝トーナメント進出へ大きく前進した。

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 20日に幕を開けた記念すべき自国でのワールドカップ初戦で、日本代表はロシアを30-10で下し、幸先のよいスタートを切った。続く第2戦では優勝候補のアイルランド相手に厳しい戦いが予想されたが、前半を9-12で折り返すと、後半に途中出場の福岡堅樹のトライなどで着実に得点を重ね、19-12で見事な逆転勝利を収めた。

 2015年に開催された前回のイングランド大会でも、日本代表が当時世界3位の南アフリカ代表相手に番狂わせを演じたことは記憶に新しいが、今大会でも母国日本の大観衆を前に、世界のラグビーファンを驚かせる結果をもぎ取った。

 自国のファンからの大きな後押しがあっての勝利とはいえ、予想を裏切る結果に海外のメディアやファンからも絶賛の声が上がっている。

 まさかの敗戦を喫したアイルランドの地元メディア、アイリッシュ・タイムズのウェブサイトも、即座に試合の結果記事を掲載。「美しき波乱、日本がアイルランド相手にその存在を示した」とのタイトルで日本代表の快挙を伝えている。

 記事の中では、試合が開催されたエコパスタジアムは「何が起きてもおかしくない。(アイルランド代表監督の)ジョー・シュミットとアイルランドチームが望んでいなかったものだった。4年前のブライトンの奇跡を暗示させるものがあった」と、会場が前回大会に続く番狂わせの予感がする素晴らしい雰囲気であったことを報じるとともに、日本代表の試合でのパフォーマンスを称賛していた。

 また、ラグビーワールドカップのYouTube公式ページでは、日本対アイルランド戦のハイライト映像を観たファンたちから様々な感想が寄せられていた。以下、動画に対して書き込まれたコメント。

「日本よくやった。世界レベルの強豪からふさわしい勝利を挙げた」

「奇跡ではない。真の実力で勝ち取った勝利」

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敗れたアイルランドのファンも日本代表を称賛