蒼井:いくつかパターンを用意しているから全部やらせてくれと。
──ええーっ!
蒼井:あと2パターンあって。
山里:はい。「娘さんを僕にください」と言ったら、お父さんが「どこの馬の骨かわからんヤツに、娘はやれん!」と言って。そしたら、「ありがとう。では次ね」って(会場笑)
蒼井:一人娘なので、父の夢がありまして……。
山里:それで、真面目にお父さんが「山里くん、もう1パターンは、1回断るけど、それは味わいたいだけで、気にしないでもう1回食い下がってくれるかな」って言われて、「はい、わかりました」と。その横でお母さんがずっと、「ごめんなさい、ごめんなさい」って。
まず「お父さん」と言った時に「君にお父さんと言われる筋合いはない」と。「失礼しました。娘さんを僕にください」と言ったら、「手塩をかけて育ててきた娘を貴様のようなヤツにやれるわけないだろう!」と言って……。
蒼井:(お父さんが)殴ろうとして。それで「お母さん止めて」って。
山里:そしたら、お母さんが「もういいから」って。
蒼井:「そこで優が、全力で『やめて!』と叫ぶ」と言われて。
山里:お父さんの演出です(会場笑)。僕も娘さんの挨拶で3パターンあるって知らなくて、リハーサルのも知らなくて。それが終わったらお父さんが「ありがとう~。楽しかった~」って。すごく良い両親です。
しずちゃん:すごく面白い。
──すごくいい話の後に申し訳ないのですが、山里さんは「よしもとブサイクランキング」で殿堂入りしていますが……。結婚は外見ではないとは思うんですけど……。
山里:ちょっとオブラート薄いな(笑)。でも、いいんですよ。そうなると思ってたんで。ありがたく美女と野獣なんて言ってくれてますから。
蒼井:あの、メガネを変えるとかっこよくなったりする。
しずちゃん:あ、優ちゃんが目が悪いから、メガネを変えたら(笑)
山里:そうじゃない。俺がメガネを変える時に別パターンで。
蒼井:そう。
山里:パンティー泥棒みたいな顔やな。
──恋多き女優と言われてきましたが。好きになった理由は。