確かに彼らの守備は酷かったが、実際の能力だけを考えるなら、彼らよりも守備が下手な外国人選手は多くいた。だが、その代わりに打撃面の貢献度が非常に高かったのだ。具体的には、ロベルト・ペタジーニ(1999~2002年:ヤクルト、2003~2004年:巨人、2010年:ソフトバンク)やアレックス・ラミレス(2001~2007年:ヤクルト、2008~2011年:巨人、2012~2013年:DeNA)、タイロン・ウッズ(2003~2004年:横浜、2005~2008年:中日)などの名前が挙がり、現役ではウラディミール・バレンティン(2011年~:ヤクルト)が、典型的な「打高守低」の助っ人だ。

 DHで起用されるパ・リーグの助っ人たちも、交流戦導入後は、その危うい守備でファンをハラハラさせている。バレンティンに関しては「やる気」の問題も多分にある気がするが、それも「打てば官軍」だ。だからこそ、「守って打てる」助っ人の価値は、非常に高くなる。今後も真の意味での優良助っ人の来日に期待したいところだ。

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