まあ、どっちの生年月日で見てもらったとしても、占い番組と超能力番組で試されるのは、いかにリアクションが取れるかです。超能力が効いたフリして、リアクションすれば仕事は増えるし、占いは「へぇ~!」ってビビって「確かにこんなことありました!」って言う方がいいですよね。それができるかどうかが、タレント力ですから。

 プロの人たちも言っているけど、一番くだらないのは朝の情報番組で定番の「今日の運勢」。見てる人がいるから続いているんだろうけど、あれはやめた方が良いと思う。子どもたちが毎朝楽しみにして、テレビの前で一緒にやってる「めざましジャンケン」は必要だと思うんですが、占いはいらない。

 卑弥呼の時代と比べると、いまの占いは進化しているし当たるんだと思います。それは統計が蓄積されているから。でも、占い学というものは無いし、自分の未来を占えるのは己自身しかいないってことを忘れちゃいけないですよね。僕は、自分の将来は自分で決めます。

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カンニング竹山

カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

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