※写真はイメージです(写真/getty images)
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 それは多くの人にとって精神安定のためであって、宗教的な要素が強いですよね。一つの処方箋みたいなもの。

 でも占いの答えってどこにあるかっていうと、相談している本人の中にあるんですよ。何かを決めるときに、自分自身の過去の経験とか体験を振り返って、未来を決めるじゃないですか。それは立派な占いなんですよ。やっぱりこの大学にしよう、ここに就職しよう、この人と付き合おうとか。その後押しをしてほしくて占いに行くのは、人に相談するときに答えが8割ぐらい決まっているのと同じ。「それで良いと思うよ、間違っていないと思うよ」「難しいかもしれないけど、やってみた方が納得できるよ」って言うのが、相談を受けたときのベストの答えなんです。そしたら「やっぱりそうですよね、頑張ってみます」ってなるから。

「絶対ダメ、100%間違ってる」って言ったら、その人は「こう言われたんですけど」って別の人のところに行くだけなんです。結局、自分の直感を後押しをしてほしいだけなんです。

 それと同じアイテムが占いですよね。誰しも自分が完璧じゃないのはわかっているし、思った通りに人生が進まないこともわかっていますから。

 そんな僕でも、これまで会った中で信頼している“占い師”が3人だけいます。細木数子さんと、その娘で六星占術を引き継いでいる細木かおりさん、ゲッターズ飯田だけです。なぜなら彼らは「占いじゃない」「統計学だ」とハッキリ言うからです。それはいかに過去のビッグデータを使うか、ということですよね。

 ゲッターズ飯田のノートとか見せてもらうと、めちゃくちゃ勉強しているのがわかるし、過去に何万人という人を見て勉強してきたから、飯田の“占い”は当たるんですよ。過去のビッグデータを徹底的に分析した結果、「あなたみたいなタイプはこうなるパターンが多い」ってハッキリ言ってくれるんです。そうなってくると、飯田は認めざるを得ない。

 細木数子さんも「占いは統計学だ」「未来のことなんて、誰にもわからない」と僕に断言していました。娘のかおりさんも同じスタンスです。細木さんがつくった六星占術は中国にルーツがある統計学を12という数でまとめたもので、人間は120年生きる、それが12年の周期で回っているという考え方なんですよね。

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卑弥呼の悲劇!「占いでこんなこともわからなかったの?」