GWが明けて、5月病の人が増えてくる時期。何かうまくいかないとき、占い師に会いに行ったり、占い本を開く人もいるかもしれない。お笑い芸人のカンニング竹山さんは「占いで未来を当てることはできない」と確信しているという。それでも信頼できる3人の占い師とは?
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僕は基本的に占いを全く信じていないんですよね。神社のおみくじとかも、何年も引いたことがない。おみくじなんてものは人間が勝手にやっているものだから、大吉だろうが凶だろうがそのときの順番でしかないと思っています。突き詰めていくと、神社を信じるか信じないかという話になると思うんですが、僕は「未来を当てる」という占いは競馬の予想と同じだと思っています。
競馬だって、いくらデータを駆使して予想しても、実際に走ってみないとどういう展開になるかわからないんです。馬の気分もジョッキーの調子もわからないし、どんな進路になるかもわからない。結局、予測は無理だという結論だと思うんですよ。占いもそういう意味で、人間の未来を知ることなんて絶対にできないわけです。
だって、本当に占いが当たるなら、人類はもっと良くなっていると思うんですよ。まず戦争が無くなるし、災害も無いはずでしょ。結局、そのへんのことは誰も当てられないじゃないですか。つまり、何もわからないってことです。
俗に言う占いなんてものは、そこそこ長く生きていて人間観察力がある人ならだいたいできるものだと思うんですよね。すべては過去のデータから、こういう人はこうなるパターンが多いなとか、この性格の人はこうなりがちだなとかそういうことを言えばいい。だから僕は占い師になれると思っているんですよ。しかもそれで食っていける自信がある! 自分に嘘つくのが嫌だからやりませんが。
実際に、後輩とかに「手相が見られる」って芝居を打って、「生命線が……」とかテレビで見たようなことを言うとだいたいみんな信じますよ。女の子には「今までこういう恋愛してきて、こんな男を好きになっちゃうでしょ」とか言うと、「なんでわかるんですか~!?」ってなる。そんなもんちょっと喋ったらわかるよ! ただただ、それだけのことだと僕は思います。
カンニング竹山
カンニング竹山「最後に言わせてもらいますけどね!」6年続いた連載に寄せて