公明党には公明党の理屈があるでしょうけど、それは府民と市民の声じゃないんじゃないかと思うんです。そこをすり替えないでほしい。

「クロス選挙」で自民党は府知事に辰巳琢郎さんを立てようとして断られたと報じられていますが、もし自民党の府知事が誕生したら、また府と市でねじれが生じる可能性があるわけです。自民党が主導した時代は府と市が対立して「府市合わせ(不幸せ)」って言われてきたけど、いまの府知事と市長になってやっとそれが解消されました。同じ箱モノを府と市が別に建てるような無駄な税金を使わなくなって、大阪は良くなったと思う。これから大阪万博もあるし、住民のことを考えるなら一丸となってやっていったほうが絶対に良いと思うんです。

 この前、安倍晋三首相が民主党政権時代のことを「悪夢」って言っていたけど、実際に官邸はぐちゃぐちゃだったわけだし、民主党政権なんて悪夢じゃないですか。それは大阪にも当てはまると思うんですよね。自民党が主導していたときは「悪夢」だったじゃん!って。

 前回の住民投票は「都構想NO」という結果になっているけど、あれは打ち上げ花火だったような気がするし、その後の府知事と市長は都構想を掲げた2人が当選しているわけで、もう一回、住民投票をやらなきゃいけない気がするんですよ。本当は「クロス選挙」で立場を入れ替える必要も無いんだろうけど、公明党の反対でこうなったわけです。

 政治家は選挙のときには「住民の暮らしがより豊かになるために」って言うんだけど、自分が当選してしまうとポジショントークばかりになってしまって、自分たちの利益と次の選挙のことしか考えてないんじゃなかろうかと感じる人ばっかり。

 地方選だけじゃなく、国政でも大物にすり寄る政治家が理解できない。バリバリの民主党だったはずの細野豪志さんも、希望の党(現在は国民民主党)に行くと言い出し、今度は自民党の二階派って、何がやりたいんだろう……。まだ若いならわかるけど、40代後半にもなって考えが変わったのか? 志はどこにあるんだろう。ツイッター風に言うと「細野さんってなんなん」ですよ。

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予言していた「都民ファーストはやばい」