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大阪府知事と市長のダブル選挙(4月7日投開票)は、松井一郎府知事(大阪維新の会代表)と吉村洋文市長(維新政調会長)が、立場を入れ替えて立候補する異例の「クロス選挙」となる。背景には、大阪都構想の是非を問う住民投票を早期に実施したい維新と、慎重かつ丁寧な議論を求める公明党が対立したことがあり、お笑い芸人のカンニング竹山さんは「公明党の反対は理解できない」と疑問を呈する。
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大阪都構想って関西以外の人はあまり注目していないですかね? 実は僕も初めて聞いたとき「大阪は都になんなくていいでしょ」ぐらいの感覚だったんですよ。府で十分だろ、都は東京だけでいいよって。日本で第二の都市といっても、正直、東京に住んでいる僕の感覚だと、大阪は東京にはかなわないし、やっぱり“地方都市”だと思う。
でも、大阪都構想ってなんだ?って考えているうちに、やったほうがいいと思うようになってきたんですよね。それは日本全体のことを考えたとき、東京だけじゃダメだから。一極集中だと災害が起きたときのリスクもある。アメリカで言うと、ニューヨークとロスみたいに、東京に何かあっても大阪が盛り上がっているような状態が必要だと思うんです。これから人口はどんどん減っていくんだから、都構想だけじゃなくて、ひいては関西広域連合みたいな都道府県を超えたことを日本全体でやっていかないと、経済は上がっていかないし、海外にも太刀打ちできないと思うんですよね。
大阪は都にしちゃえばいい、九州は道州制を取り入れて一丸になるほうがいいと僕は考えています。維新の支持者でも何でもないですよ! 純粋にこの街が、日本が発展してくにはと考えたらそうなるのが自然でしょ。
でも大阪は「クロス選挙」になるそうで、また余計なことをしてと感じる人もいると思うんですが、何が原因でそうなったのかちゃんと見なきゃいけないですよね。住民投票に反対した公明党の考えが、僕は本当に理解できない。