相葉:初めてリーダーから聞いたときはひっくり返りましたね。
松本:ひっくり返ってたね。
相葉:こういう生活が当たり前だと一回も思ったことはないですけど、現実で突きつけられたとき、最初は準備がいりましたし、リーダーと二人で話す中でどうにか嵐を続ける方法はないかと話をしました。ただ、何回も話し合いを続ける中でちょっとでも同じ方向を向いていないリーダーをずっと付き合わせるのは違うと思ったし、1人2人と欠けてしまったら嵐ではないと思ったので、リーダーの意見を納得して、はい。そっちの方向で進めていこうとなりました。
櫻井:時間はかかりましたよ、当然。それぞれの、17年6月から数カ月間、たくさんの話し合いを何回も何回もしました。
――大野さん、どうですか。
大野:正直本当に申し訳ない気持ちはすごく強いですけど、一人欠けては嵐ではないというのは心の中ではあったので、ちょっと勝手ではありますが、その中で期限を決めてメンバー個々の思いを僕の中で感じながら、2020年いっぱいまで毎日大切に走っていこうかなと思いました。
――メンバーで反対した人は?
二宮:反対というか、できませんか? という相談はしました。やっぱり、「はいわかりました」ではあまりにも責任感がないですし、グループをやってきた年数というものがありますから、二つ返事でわかりましたと言って、その翌週に事務所の人に言うというのはちょっと、責任感的にできなかったというか。リーダーとご飯食べに行ったときに、なにか出来る方法はないのかということは言いましたし、リーダーもギリギリまで考えてくれた印象でした。
櫻井:賛成反対でパキッと分かれるのは難しいかもしれません。それぞれの思いがあるので、誰かが引き留めようとしたというニュアンスの人もいれば、おそらく気持ちを理解してその方向で頑張ろうという人もいますから。ちょっと、ごめんなさい、難しいですね。
――時間がかかった中で、何に一番かかりましたか。
櫻井:みんなの思いが、きちんと同じところに着地することです。我々が五角形だとすれば、その真ん中をどこに落とし込むかという話をしました。20年以上一緒にいるので、互いが互いを尊重し、「そんな馬鹿な話はあり得ない」とひっくり返す人はいませんでした。
――ケンカや言い合いになったりということは。
松本:ないです。そういうの書きたそうですね(笑)