土屋太鳳 (c)朝日新聞社
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■現在公開中の映画で「制服卒業」を示唆

 大人気の清純派女優・土屋太鳳(23)に変革の時が訪れている--。

 2015年、オーディションで掴んだNHK朝の連続テレビ小説「まれ」のヒロインを務めて以降、数々のドラマや映画で主演作をリリース、人気女優の仲間入りを果たした。また、昨年末の「日本レコード大賞」(TBS系)では安住紳一郎アナと司会を務め、年末の風物詩的番組とあって新たなファンの開拓に成功。いまや、その認知度は国民的女優といっても過言ではない。

 そんな快進撃を見せながら迎えた2019年。バラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の大人気企画「グルメチキンレース ゴチになります!」の新メンバーになることが番組内で発表された。人気番組とはいえ、大人気の清純派女優がゴリゴリのバラエティー番組にレギュラー出演を決めてしまうということはかなりのセンセーショナルな驚きを巻き起こし、番組の看板であるナインティナインの岡村隆史(48)も「なんでなん? 弱み握られてんの?」と思わずツッコミを入れるほど。

 バラエティー番組に詳しい放送作家は次のように語る。

「人気コーナー『ゴチになります!』は21年の歴史がありますが、これまで女優枠として江角マキコ(52)、佐々木希(30)、杏(32)、二階堂ふみ(24)、橋本環奈(19)などがレギュラーメンバーとして出演してきました。人気女優がレギュラーメンバーになること自体はそこまで珍しくはないのですが、岡村さんが驚いたように『いま、こんなに人気があって、映画やドラマでもガンガン主演を張れるのに、なぜ?』と不思議に思ってしまうのも事実。それほど、現在の土屋さんの人気は絶大なものがあり、今までの女優メンバーと比べても圧倒的。しかし、『ゴチ』は若者に絶大な人気を誇る看板企画なので、土屋さんのさらなるファン層の拡大にはかなり功を奏すはず。このオファーを受けたご本人や事務所サイドは、かなり賢い選択をしたと思います」

 一方、女優としては女子高生役が多く、あらゆる作品で制服を着続け“永遠の女子高生”とまで呼ばれている。現在公開中の映画「春待つ僕ら」でも、23歳でありながら堂々と制服姿を披露している。しかし、本人は舞台挨拶で「『まれ』から3年間、(いろんな作品で)制服を着続けていて、これは卒業作品なのかなって思いながら撮影しました」と「制服からの卒業」を宣言。彼女が制服を脱ぐことに「もったいない」と惜しむファンが続出した。

「でも、『ゴチになります!』は衣装が制服ですからね。卒業宣言から一転、人気番組に入学して新たな制服に袖を通すわけですから、ファンからしたらたまりませんよね。もしかして、土屋さんサイドも『ゴチ入学』を踏まえたうえでの『制服卒業宣言』だったのかもしれません。でもまあ、もう23歳ですし、大人の色気も出ていますから、女優として制服を卒業するというのは賢明な判断です。これから大人の女優として新機軸を打ち立てながら、少なくても1年間は『ゴチ』で土屋さんの新たな制服姿を見れるわけですから、見事な転身だと思います」(前出の放送作家)

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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スタッフ受けもよく取材対応もばっちり