■スタッフ受けもよく取材対応もばっちり

 デビュー以来、スキャンダルとは無縁な存在の土屋。ストイックな役作りには定評があり、インスタでのおしとやかな文体で綴られる長文投稿も人気の秘訣だ。取材経験のある週刊誌の記者は言う。

「映画やドラマのたびにインタビューをさせてもらうのですが、こんなにメディア対応が丁寧な若手女優はなかなかいません。朝早い取材でも嫌な顔ひとつ見せず、複数の記者による囲み取材では同じような質問を繰り返し聞かれても、ひとつひとつ誠意をもって答えるその姿は、誰もが一緒に仕事をしたくなるほど。彼女に映画やCMのオファーが殺到するのも十分頷けます。永遠の女子高生がどんな大人の人気女優になるのか、見届けたいと思っている取材陣は相当多いと思いますよ」

 TVウオッチャーの中村裕一氏も、土屋の魅力を認めるひとりだ。

「彼女のインスタグラムを見ると、多忙なスケジュールにも関わらず出演したドラマ・映画の撮影現場の様子や、日常生活の何げない風景を長文とともにこまめにアップしており、非常に誠実な人柄がうかがえます。しかしながら、女優としては、いつも元気はつらつで健康的なイメージがやや固定しつつあることも否めません。そんななか、互いに手料理のレシピを教え合うほど仲が良い芳根京子(21)とW主演を務めた昨年公開の映画『累 -かさね-』では、彼女の狂気を帯びた演技が話題を呼んだことからも、まだまだ伸びしろがあることは間違いありません。今回の『ゴチ』参戦によって、彼女がこれまでに見せたことのない意外な一面を引き出されたり、瞬発力と頭の回転が要求されるバラエティー対応をしっかり身につけたりすれば、芝居にも絶対にプラスとなり、演技の幅がより広がることは確実でしょう」

 人気女優が迎えた変革の時。絶大なポテンシャルを秘め、誰からも愛される彼女だけに、大女優へと変貌を遂げるのは間違いなさそうだ。(ライター・藤原三星)

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