日本ハムは金子弌大(右)らを補強し戦力アップ (c)朝日新聞社
日本ハムは金子弌大(右)らを補強し戦力アップ (c)朝日新聞社
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謹賀新年、新たな1年の始まりに合わせて、各球団の2019年を大予想!今季のパ・リーグ王者となる球団はどこだ!?

【1位】日本ハム

大谷翔平に加えて増井浩俊、大野奨太といった主力が退団した中でも、Aクラス入りを果たした昨季の日本ハム。一転、今オフは台湾の宝である“大王”王柏融に始まり、金子弌大、秋吉亮の実績十分の投手に、ハンコック、バーベイトの新外国人投手と戦力補強に勤しんだ。レアードの退団は決定したが、昨季10勝を挙げたマルティネスの残留も大きな朗報。プロ2年目となる清宮幸太郎を筆頭にチーム内には伸び盛りの若手も多く、本気で優勝を狙える陣容が整った。選手層に不安を抱える中で昨季同様に後半戦での息切れが心配されるが、そこを若いパワーで乗り切ることができれば、混パを抜け出すことになる、かも知れない。

【2位】ソフトバンク

昨季は最終的に日本一に辿り着いたソフトバンクだが、レギュラーシーズンでは大本命に挙げられた中で苦戦を強いられて2位。主力の故障離脱に加え、内川聖一の衰え、デスパイネの不調などが響いた形となった。その反省を踏まえてオフのFA市場に積極参戦したが、獲得レースに敗れて大型補強の目論見は頓挫。もちろん現有戦力でも優勝を狙えるメンバーが揃っているが、昨季からの上積みを考えた際に、やや疑問符が付く。投手陣では武田翔太がシーズンを通して活躍し、石川柊太、高橋礼、大竹耕太郎といった面々がどこまで成長できるか。打線は柳田悠岐を軸に、上林誠知がそれに匹敵する存在になれるか。間違いなく優勝争いには加わるだろうが、3年連続日本一のためには「甲斐キャノン」に続く新たな武器が必要になる。

【3位】楽天

最下位からの巻き返しを誓う楽天。新たに就任した石井一久GMのもと、FAで獲得した浅村栄斗を筆頭に、トレードで橋本到、福井優也、新外国人としてブセニッツ、ブラッシュを獲得。ドラフトでは即戦力外野手の辰巳涼介を1位で獲得し、チーム改革へ意気込みを見せている。改革1年目で即結果が出るほど甘くはないだろうが、先発陣では則本昂大、岸孝之の2人の存在が大きい。さらに美馬学が奮起し、藤平尚真が成長することでさらに強力なものとなり、松井裕樹が復調すれば昨季のように開幕から低迷することはないだろう。浅村というポイントゲッターが加わった打線も、茂木栄五郎が復調し、田中和基、内田靖人が成長、そこにルーキーの辰巳が加わることができれば非常に楽しみ。Aクラス入りから優勝争いに加わることは十分に可能だ。

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