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子宮は女性にとって大事な器官です――そう聞いて異を唱える人はいないでしょう。そこでは新しい命が育まれます。子どもを持つ、持たないは個人の自由ですが、身体の機能としては10代のころからずっとそのための準備を整えています。一方で、子宮体がんや子宮内膜症ほか、特有の病気もあります。命に関わる病もあり、不安を抱える女性も少なくありません。
そうした女性の身体を構成するひとつの“臓器”としてではなく、子宮に特別な意味を持たせて重要視する女性たちがいます。その存在をいち早くキャッチしたのは、ライターの山田ノジル氏。「子宮の声に耳を方向け、その欲求に従うことこそ、女の健康と幸せの秘訣!」と主張する女性らを“子宮系女子”と名づけました。
山田氏の著書『呪われ女子に、なっていませんか?』(KKベストセラーズ)には、一見、身体と心にやさしいようでいて実は危険なスピリチュアル敵健康法、美容法が紹介されています。なかには健康被害につながりかねないもあると、山田氏は警鐘を鳴らしつづけています。
なかでも“子宮系女子”は際立った存在です。その実態とは? そして彼女たちはどんな危険にさらされているのか? 元アナウンサーの小林麻耶さんも傾倒していたといいますが、なぜ女性たちはこの考えに惹きつけられるのか? 同書を再構成して、その生態の一部をお届けします。
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「ネガティブは、子宮の美容液。」
ネガティブな時は無理にポジティブになろうとせず、その感情に浸りましょう。それが、子宮を潤し、女を潤す最高の栄養となるのです。
「女性らしく扱われたいなら、子宮にレディファーストを。」
生理や妊娠、出産の時にこそ、自分を甘やかす許可を与えましょう。自分を大切にした分、他人からも優しくされる現実がやってきます。
「膣の潤いはお財布の潤い。」
膣が潤っているなら、子宮の声を聴いて、自分に正直に、楽しく生きている証拠。そんな人は、当然お金にも愛されるのです。