まずい写真もありますよね。泊まりロケの後の部屋飲みで、昔よくザキヤマと「全裸ででんぐり返しするけど股間が見えない」っていう芸をやって、みんなで写真を撮って「見える」「見えない」でゲラゲラ笑っていたんですよ。でもそれをSNSに上げるバカはいません。

 更年期は実際に困っている人も体が辛い人もいるわけだから、カチンとくる人も傷つく人もいる。そこは大人じゃなかったし、反省しなきゃいけないこと。

 そして、この騒動はもう終わっただろって話なんですよ!

 ただ、『ビビット』がそのまま喋らせてくれるのはありがたいことでもあるんですよ。ああ言っても、現場で怒られることは無いですし、急に呼ばれなくなるってこともいまのところ無い。後で揉めるかもしれないですけど(笑)

 僕は、毎日生放送をしている情報番組は、議論とかそういう意見がないとつまらないと思う。ほかのワイドショーでも、ときどき炎上したとしてもワーッと言う人がいる番組は面白い。喧嘩じゃないけど、議論になることが生放送のいいところだし、見たくなるワイドショーになるのかなと、偉そうですが勝手に思ってます。

 だからといってワイドショーでは怒り役をあえてやってるつもりはないし、バラエティーとは違うルールがあるんですよ。

 バラエティーだと、例えば番宣で役者さんが来たら、前に出ないでわざと"死ぬ"こともあって、芸人はみんなその技術を持っています。役者さんに気持ちよく帰ってもらうのが一番良いので、そういう役回りは暗黙の了解です。

 吉本新喜劇さんもそのようなルールで成り立っていると聞いた事があります。前に出てる人が持ち場で笑いを取って、みんなはそのとき後ろで見ている。関係無いのに絡みに行ったりすると、表に出てる人が得しないじゃないですか。優しさとか思いやりからできたルールで、みんなで作っていく劇団みたいなものですよね。それは決してヤラセでもないし、インチキでもない。視聴者の人も見ていて心地いいんです。

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「またハゲましたね」に隠れた優しさ