人気テレビアニメ「名探偵コナン」(日本テレビ系)のオープニングテーマに起用された3rdシングル『カウントダウン』がYahoo!検索のトレンドで1位になるなど反響を呼び、日本のみならず海外でも人気を集めているシンフォニック・ロックユニット「NormCore(ノームコア)」。ボーカルのFumiは、東京音楽大学の声楽科卒の実力派ヴォーカルである一方、人気ユーチューバーとしての顔も持つ。
Fumiを中心に音大出身3人組で結成された「NormCore」は昨年11月リリースの1stシングル『それでも僕は生きている』でメジャーデビュー。自身が作詞、作曲を手掛けて、激しいサウンドの中にヴァイオリンとクラシックギターの美しい音色が印象的な同曲は、TOKYO MXで放送されたアニメ「EVIL OR LIVE」のオープニング曲に起用されてアニメファンの間でも話題となった。
Fumiはユニット結成の経緯をこう振り返る。
「(ユーチューバーの)うみくんとしてさまざまな活動をやらせて頂いて。よりアーティスティックに音楽活動に力を入れていこうと思った時、どうせやるなら自分のバックグラウンドにあるクラシックを取り入れたサウンドをやった方が、自分らしく今の時代に新しいものを示せるかな、と。そうした自分の思いに共鳴してくれたのが、音大の後輩の2人だったという感じです」
クラシックというと、どこか高尚で取っ付き難いイメージを持たれることもあるが、「若い人たちにクラシックってこんなに素晴らしいんだよといった押しつけがましいベクトルではなく、あくまで自分のルーツとして大切にしていきたいな、と。今の若い人たちは、こちらが過剰に意識せずとも楽しかったり興味を持てば『良いものは良い』とわりとフラットに受け入れてくれるので。気が付いたら(クラシックが)そこにあったみたいな感じになればいいなと思うんです」。
さらに、「クラシックってすごくシネマティックなので、アニメーションとも親和性が高いと思うんです。例えば『新世紀エヴァンゲリオン』でも、重要なシーンではクラシックが流れたりしますし、すごく合うなって…」と持論を展開。