■独身が長かったからひとりの時間も大切
「伴侶がいるということは、やっぱりいろんな面で心強い! 特に体調の悪いときには結婚して本当によかったと思います。あと、宅配便やクリーニングの受け取りも独身時代は時間のやり繰りが大変でしたが、今は時間がある方が対応すればいいので、やきもきしなくなりました。これも結婚のメリットですね。とってもささいなことですが、生活を共にするということは、こうしたささいなことの積み重ねだと思うんです。結婚が恋愛と決定的には違うのは、この生活が伴うことなんじゃないかな。きれいごとだけでは結婚生活は持続していきませんよね。これは20代、30代に結婚していたら、わからなかったことだと思います」
結婚して独身時代よりも、趣味の音楽や映画、そして友人関係などいろんな世界が広がったというが、同時にひとりの時間も大切にしている。
「独身が長かったこともあって、ひとりでいることも苦痛になりません。むしろ好きなんです。結婚してその時間が少なくなっちゃったので、意識的に作っています。もちろん、ふたりでいる時間は大切ですし、楽しいですよ。でも、夫婦といえども、お互いひとりの時間がないと行き詰まっちゃうと思う。特に私はそう。ひとりでいる時間も私にとってはふたりでいる時間同様、大切なことなんです。時間的に余裕があるときは会社帰りにカフェで読書したり、本屋さんに寄ったり、映画を観たり、ウィンドウショッピングを楽しんでいます。リフレッシュできて、『明日から、また頑張ろう!』という気持ちになれますね。時間がもう少し上手にやり繰りできるようになったら、エステにも行きたいし、今よりも頻繁に友だちと食事にも行きたいですね」
■心配事も増えたけど、楽しさは2倍以上に
「独身のときは基本的には自分のことだけを心配をしていればよかったですが、結婚したら、夫の分の心配ごともあるので2倍になっちゃってときどき疲れます。でも、楽しいこと、うれしいことは2倍以上になっているな、と思います。世間でよく言われていることですが、いいことは倍に悲しいことは半分に、これって本当なんだなと感じています。夫に元気がないと気になりますし、逆に私が落ち込んでいると励ましてくれ、お互いを思いやることは結婚したからこそ味わえるもの。今までの私の人生になかった新たなことです」