■結婚は「生活」だから、あまり考えすぎない
つき合っているときと生活を共にするのでは、いろんなことが違い、最初は戸惑うこともあったという。でも、その反面、新発見もたくさんあって、それが結婚生活なんだと、日々感じている。そして、ちょっとの妥協が結婚生活を楽しく、穏やかにする秘訣なのだとも。
「私はいろんなことを深く考えすぎちゃうタイプなんですが、夫は私とは正反対で、おおらか。悪くいえば、大雑把。たとえばドライブ中、道に迷うと私は心配でしようがない。でも、夫はどこ吹く風。『なんとかなるよ』っていう感じで、最初は不安でしたね。また、私はモノをためこまず、不要なものはさっさと処分しちゃうんですが、夫は片付けが苦手。それなので、私が思っている部屋になかなかならない。いくら夫に言ってもダメなので今はもうあきらめていますが、結婚当初はこれもストレスでした。一時が万事そんな感じで、能天気。でも、そのおおらかさにずいぶんと助けられているのも事実。もちろん、イラッとするときもありますけど結婚前よりは考えすぎなくなってラクになりましたし、物事をいろんな角度から考えられるようになりましたね。思えば、彼のこのおおらかさも結婚への決め手だったかもしれません。ふたりで考えすぎたり、しょげたりしていたのでは、何の解決にもなりませんし、体に悪い(笑)」
結婚は毎日の生活だから、いろいろと考えすぎると疲れてしまう。「ほどほどに」が、大切だと実感する毎日だ。しかし、ただひとつだけ、夫がこだわるところがあるという。
「シンクや洗濯機などに水滴が残っているが、イヤみたいで……。私はそんなことまったく気にならないから、最初は理解できなかったんですが、人それぞれなんだなと思って。結婚前にはわからなかった新しい発見です。で、そんなに気になるなら、私も気をつけようと。最近では会社のシンクでも水滴を見つけると、せっせと拭くようになりました(笑)」