21世紀となってから、大卒ルーキーで2ケタ勝利を挙げた投手は、石川雅規(02年、12勝)、和田毅(03年、14勝)、木佐貫洋 (03年、10勝)、川島亮 (04年、10勝)、八木智哉(06年、12勝)、岸孝之 (07年、11勝)、澤村拓一(11年、11勝)、則本昂大(13年、15勝)、小川泰弘(13年、16勝)、大瀬良大地(14年、10勝)、濵口遥大(17年、10勝)で、東が12人目。そして過去11人中9人が新人王を獲得している。

 新人王を逃した岸は同じ年に2ケタ勝利を挙げた田中将大(当時楽天)がおり、唯一、昨年の濵口が、野手の中日・京田陽太に新人王を奪われたのみだ。

 その他の候補者としては、現時点で53試合に登板して優勝チームのブルペンを支えたアドゥワ誠(広島)、同じく中継ぎで54試合に登板している中尾輝(ヤクルト)、一時は守護神も務めながら53試合に登板した鈴木博志(中日)らの名前が挙がるが、いずれも防御率3点台でインパクトを欠く。新人王有資格者の中で唯一の2ケタ勝利で防御率2点台の東は、成績、印象度ともに文句なし。新人王間違いなしだ。

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