ローソン社長・竹増貞信「多様性がメジャーリーグの魅力　村上選手の挑戦する姿を見たい」

「コンビニ百里の道をゆく」は、53歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

【写真】今季大活躍した村上宗隆選手

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　野球シーズンも終盤。今年の注目は何といっても東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手でしたね。レギュラーシーズンでは王貞治さんが持つ日本人ホームラン記録55本を塗り替え、56本を打って大活躍でした。

　身長188センチで体重100キロほどある堂々たる体格。守備でも三遊間で華麗なプレーを披露し、盗塁もする。まだ22歳の若さで、すごい選手が出てきたなとワクワクしています。エンゼルスの大谷翔平選手との対決を、近いうちに、ぜひ見てみたいと思います。

　野茂英雄さんが「日本選手がメジャーリーグで活躍する」という道を切り開き、最初のうちは大魔神・佐々木主浩さんなど投手の活躍が目立ちましたが、いまではもう、投攻守問わず日本選手がメジャーリーグで躍動するのが「普通のこと」になってきましたよね。村上選手にもぜひ、期待したいです。

「またいつかメジャーリーグに行っちゃうのかな」という少し寂しい気持ちと、「行ってプレーしている姿を見たい」という気持ちと、ない交ぜの感情は私にもあります。でも、メジャーリーグの魅力って、ダイバーシティー（多様性）だと思うんです。ダイバーシティーだからこそ、世界中から集まった才能がぶつかり合い、切磋琢磨しレベルも上がる。大谷選手も更に成長されたように思います。

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竹増貞信

竹増貞信（たけます・さだのぶ）／1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

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