【冷え性】体温を上げる効果のあるシナモン、クローブ、黒糖を、茶葉を発酵させたことで体を温める効果のある紅茶やプーアール茶に入れて飲む。黒豆、黒ゴマ、くるみを炒ったものをお茶にしてもいい。

【乾燥体質】りんごやはちみつなど肺の機能を高めてウイルスの侵入を防ぐ効果のある食材をしょうが入りのお湯やレモン汁に入れる。アーモンドミルクやあんず、オリーブオイルにも体を潤す効果がある。

【虚弱体質(体が弱い)】消化吸収がよく、エネルギー源にもなるきな粉や豆乳、米麹が主成分の甘酒や酒粕主体のドリンク。その他、にんじんジュースや玄米茶、鶏ガラスープも効果的。

【ストレス過多】気の巡りをよくするゆずやみかんの皮(オレンジピールでも代用可能)に、リラックス効果のあるジャスミン茶の組み合わせがぴったり。グレープフルーツ、みかん、はまなす茶もいい。

 特に「どこが悪い」という特徴がない人のためにオールマイティーな飲み物もご紹介。ココアに、体を温める効果のあるクローブや黒糖、血流をよくするアーモンドミルクを加えたものだ。実際に作って飲んだが、香ばしくて、免疫力は関係なく毎日続けたいと思うほどおいしい。

 この他、安価で手に入る「きな粉+豆乳+シナモン」をベースに自分で好きなものをトッピングするのもOK。お湯にゆず、はちみつ、しょうがを加えたドリンクも鉄板的存在だ。

 ツムラのホームページにも“温活フーズ”と題して、「しょうが紅茶」や、番茶に梅干しと数滴のしょうゆ、しょうが汁を垂らした「梅醤番茶」、血流改善が期待できてポリフェノールが豊富な「黒豆茶」などの作り方が紹介されている。

■白砂糖は極力避ける

 免疫力アップの飲み物に関する注意点としては、ドリンクに上白糖やグラニュー糖などの“白い砂糖”を入れないこと。

「白い色の食材は体に潤いをもたらす半面、体を冷やしてしまう効果があるので、広い意味での免疫力を下げてしまうかもしれません。砂糖の代わりに黒糖やはちみつを使ったほうが、体を温めて免疫力を上げるという意味ではいいと思います」

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