ラッパー・Zeebra的には「キノコ界の村上信五」　世界に広めたいと絶賛する野菜は…

　ヒップホップ・アクティビストのZeebraさんが「AERA」で連載する「多彩な野菜」をお届けします。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続け、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ているZeebraさん。旬の野菜を切り口に、友人や家族との交流、音楽作りなど様々なエピソードを語ります。

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　キノコではあるんですけど、キノコそのものより、周囲のぬめりを食べにいってますよね。キノコの仲間というより、ネバネバ系の一つ。例えばユースケ・サンタマリアさんとか、関ジャニ∞の村上信五さん。お二人とも本来はミュージシャンなのに、完全にバラエティー界の主役です。村上さんなんて、もはやアイドル的なものを求められていないというか、ジャニーズの枠を超えちゃってます。「なめこと一緒にすんなや！」ってツッコまれそうですけど。ラップの世界で言うとウィル・スミス。みんな役者だと思ってますけど、彼は元々ラッパーなんです。

　ヌルッとして、かむとキュッとした歯ごたえで。群を抜いて特徴的です。それなのに、味噌汁に入っててもそばにのっていても、するするっと入ってきちゃう。いろんな食べ物の波に上手に乗っちゃう、サーファーみたいな食材でもあります。でも、今のところ活躍が和食界にとどまっていて。サーフィンがオリンピック競技になるんだから、なめこも世界から注目されていいんじゃないかと。もっと世界に広げよう、なめこの輪！

※AERA　2019年12月16日号

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Zeebra

Zeebra（ジブラ）／東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続ける行動力は他に類を見ない存在で、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ている。

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