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赤ちゃんが離乳食を丸のみ!?  ちゃんと噛ませるための5つのポイント

連載「現役保育士が指南! 赤ちゃんはやわじゃない」

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離乳食をあげる際は、赤ちゃんと会話しながらゆっくりが大事(写真/gettyimages)

離乳食をあげる際は、赤ちゃんと会話しながらゆっくりが大事(写真/gettyimages)

●よく噛む子に育てるためのコツ

 5つの原因が分かったところで、よく噛む子に育てるために親ができることです。これは、噛んで食べている子にも共通する大切なコツです。

・1口の量を減らす
スプーンに盛る1口の量が多いと、口の中に食べものがいっぱいになり、うまく噛めず、噛むのに疲れて丸のみすることがあります。なので、スプーンに盛る1口の量を減らします。目安は離乳食用スプーンの半分くらいの量です。

・スプーンを口の中に入れない
スプーンにのせた食べ物をできる限り全て口の中に入れて食べてほしい!と思い、食べやすいようにスプーンを口の中に入れがちですが、スプーンを上あごにすりつける原因にもなるので、それはストップ! スプーンを入れるのは、上唇のあたりまでにして、唇や舌を使って、自分で口の中に食べ物を取りこむ練習をします。それを繰り返すことで、噛んで食べるようになります。

・離乳食メニューを見直す
離乳食後期以降は、噛む練習期間!と言われているので、意識的に噛むメニューばかり用意すると、噛むことに疲れて丸のみしてしまいます。まだこの頃は、バナナ程度の軟らかさがちょうどいい固さ。1食の中に、噛まなくちゃいけないメニューと、あまり噛まなくてもいいメニューを用意することで疲れませんし、食べ物の固さに合わせた、噛む調整力もつけることができます。なかなか大きさや固さを変えられず、やわらかいメニューばかり与えている場合も丸のみの原因になるので、少しずつ大きさや固さを変えていきましょう。

 現代は、昔に比べて噛まない人が増えています。これは子どもだけでなく大人も。例えば、戦前の食事時間の平均は約22分だったのが、現代はその半分の約11分。噛む回数も1420回だったのが620回に。どうしてこれほどまでに減ったか? それは、食事メニューが噛まなくても食べられるようになった変化や、孤食が増えて、会話がなく食事が終わるといった理由も上げられるでしょう。

「丸のみ」している理由は、赤ちゃんにより違います。「うちの子の原因は何かな?」と、赤ちゃんの食べる様子を見ながら、できることからチャレンジしてみてください。(文/中田馨)

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中田馨

なかた・かおり/1978年生まれ。兵庫県の認可保育園、中田家庭保育所施設長。一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。保育士目線の離乳食講座受講生は4年で2000人。自身も中3男子、小5女子の子育て中。

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