芥川賞・今村夏子が明かした「音信不通の友人からのメッセージ」

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2019/08/23 21:43

 高樹さんの言葉に、時折うなずき、笑顔を見せた今村さん。寡作であることでも有名で、会場で配られた「受賞のことば」には、まだ新しい小説を書きだすことができず「日々恐怖を感じている」と吐露しつつ、「私にはまだ書きたいことがあります」と寄せた。

『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で直木賞を受賞した大島真寿美さんも、喜びを語った。江戸時代の大坂・道頓堀を舞台にした受賞作では、浄瑠璃作者・近松半二の生涯を通じて、芝居、そして道頓堀という街の渦を軽妙な大阪弁で描く。本作を書くにあたり、大島さんは文楽大夫のもとへ弟子入り。作品に力を貸した人も多かった。

 選考委員の宮部みゆきさんは、「この作品が受賞するのは当然のこと」と言い、作品の魅力をこう語った。

「決選投票でふと気が付けば、委員の誰もマイナスのことを言わず褒めていた。構えて読まないといけないと誤解する方もいるかもしれませんが、誰が読んでも楽しくて幸せな気持ちになれる」

 贈呈式には、浄瑠璃に欠かせない人形もサプライズで登場。式典に花を添えた。

 28日には、今村夏子さん『むらさきのスカートの女』の読書会「むらさきの夕べ」が文喫 六本木(東京都港区)で開催予定。ドレスコードは「むらさき」色という、一風変わった読書会になっている。申し込みは(http://ptix.at/NMC7YO)から。(編集部・福井しほ)

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【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

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