「自分がどんな人間か忘れかけてる」 横浜流星が明かす役との向き合い方 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「自分がどんな人間か忘れかけてる」 横浜流星が明かす役との向き合い方

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中村千晶AERA
俳優・横浜流星さん(撮影/岡田晃奈)

俳優・横浜流星さん(撮影/岡田晃奈)

──小6でスカウトされて芸能界入りしたそうですね。「俳優」としての覚悟ができたのはいつごろ?

横浜:17歳から1年間、「烈車戦隊トッキュウジャー」という作品をやらせていただいて、初めて長期間じっくり役に向き合ったんです。その経験から18歳のときに大学進学をせず、この世界で生きていこうと決めました。もともとひとつのことにしか集中できない人間なので、中途半端になるのもいやだった。

横浜:でもそこから半年間くらい仕事がなかったんです。「あれ?」って思いました。自分の選択は間違ってたのかな? と。同い年の役者はどんどん仕事が決まっていくのに、自分はオーディションで落ちる。「なぜ、どこがダメなんだろう?」と、勝手に自分と人を比べて落ち込んだりしました。

──それでも、俳優をやめようとは思わなかった?

横浜:はい。自分で「この世界で生きていく」と決めたのに、そんな軽い気持ちじゃやめられないと活を入れて、演劇のワークショップに行きはじめたんです。発声法や芝居を一から学び直した。半年後に舞台が決まったときは嬉しかったですね。

──歌手デビューもされましたね。のびやかな歌声が素敵です。

横浜:いえいえ、歌は全然ダメなんです! (笑)。もともと苦手で、友達とカラオケに行っても自分は盛り上げ役で「絶対歌わない!」というタイプでした。映画「キセキ─あの日のソビト─」の役のためにレッスンしたことがきっかけで歌の仕事もさせていただいているんですが、役としてでなく“アーティスト”としては、まだどうしたらいいかわからなくて。難しいです。

──多忙な毎日のなかでリフレッシュ法はありますか?

横浜:昔から銭湯が好きなんです。俳優仲間の杉野遥亮くんと食事をして、そのあとスーパー銭湯に行くのが最近お決まりのコース。たまには本物の温泉に行きたいなと思います。あとは地元の友達に会うこと。特に中学時代の友達は、ワイワイ騒いでいたあのころの自分のままでいさせてくれるんです。

(フリーランス記者・中村千晶)

AERA 2019年5月20日号


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