多少高くても買っていい富動産を探すための注目点は次の五つだ。

(1)都心立地×駅近(目安は駅徒歩5分以内)の物件。都心部でなくても、再開発が活発に進む郊外拠点駅の駅近物件であれば資産性は維持されやすい。

(2)文教地区など、交通利便性・生活利便性以外の居住ニーズが見込める。

(3)再開発プロジェクトや都心部への延伸計画などがあり、交通利便性・生活利便性の将来的な向上が期待できる。

(4)大規模商業施設と一体開発された大規模物件。ただし都心周辺・都心近郊の拠点駅がベター。

(5)一種のブランド的な人気エリアながら、新規物件の供給が少ない(需要>供給となりやすく、希少性が高い)。

 購入後も負動産になりにくい物件の“鉄板基準”として、しっかり覚えておきたい。(経済ジャーナリスト・安住拓哉、編集部・中島晶子)

AERA 2019年4月22日号より抜粋

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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