「ピンクのハム」がランクイン? イギリスで「今年の言葉」候補に選ばれた単語とは… (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ピンクのハム」がランクイン? イギリスで「今年の言葉」候補に選ばれた単語とは…

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鈴木あずきAERA
イラスト:土井ラブ平

イラスト:土井ラブ平

 日本の「今年の漢字」と同様に、海外でもその年の情勢や世相を表す「今年の言葉」がある。2018年、イギリスを席巻した英単語とは。

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 OMGと書いてオーマイガ!と読む。この頭文字語(acronym)は英語学習者にはもうおなじみだろう。

 ではAIBUといったら? 難易度高めのこの頭文字語はイギリスの育児掲示板ママズ・ネット(mumsnet)の頻出フレーズで、Am I being unreasonable?、つまり「私はおかしいのでしょうか」の意味。「AIBU: MIL(mother-in-law) acts oddly about my younger son」のようにスレッドの冒頭で使われる。時間がないママたちが頭文字語を駆使してスマホにチャカチャカ打ち込む姿が伝わってくる。生活者の投稿でできた育児掲示板は子育ての悩みやパートナー、姑への不満など生活に根ざした表現が満載で、生きた英語を学ぶには最適の教材だ。関心のある方はプリーズ・JFGI(Just f*cking Google it.)。シニア世代向けにはGransnetという掲示板もある(Granはイギリス英語でグランドマザーのこと)。

 生活に根ざした新語といえばシュリンクフレーション。シュリンク(縮む)とインフレーション(値上げ)をつなげたかばん語で、「あれ、値段は同じなのにポテチの容量が減ってない?」というイマドキのモヤッとする現象を表している。なるほど、うまいこという!と辞書編纂者も思ったのか、ウェブ版マクミラン英語辞典で新語認定された。

 ただし、最近、英語の言語空間に広がるのは総じて不穏な空気だ。オックスフォード英語辞典が選んだ2018年の「今年の言葉」はtoxic(有毒な)。SNSまで含めたビッグデータ上の単語を分析するグローバル・ランゲージ・モニターが米語圏の「今年の言葉」に選んだのはweaponize(武器にする)だ。


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